2016年新人研修
アプリケーション作成
外部仕様書
改定履歴
版 |
改定日 |
改定者 |
改定内容 |
1.0.0 |
2016/05/09 |
N.S |
新規作成 |
1.1.0 |
2016/05/23 |
N.S |
3.3画像処理に3.3.2画像の両軸反転の追加 図・表の追加、文章の修正 |
1.2.0 |
2016/05/31 |
N.S |
3.3画像処理に3.3.2画像の回転を追加 全体の修正 |
本アプリケーションは、画像を読み込んで表示し、画像処理を行い、処理結果を保存することができるWindowsアプリケーションである。
GUIにて処理対象画像の選択、表示画像の切り替え(処理前画像・処理後画像)を行うことができる。
なお、本アプリケーションで対応する画像フォーマットは24bitビットマップのみとし、画像サイズは最大5000*5000まで対応している。
本アプリケーション起動時に表示されるメイン画面(図1)の構成を示す。メイン画面における各機能の概要は表 1に示される通りである。(機能の詳細については3章に記載)
図1 メイン画面
表1 メイン画面機能一覧
番号 |
機能概要 |
@ |
画像描画領域 |
A |
読み込み画像のファイルパス表示領域 |
B |
画像ファイルの読み込み |
C |
画像情報の表示領域 |
D |
実行する画像処理の種類の設定 |
E |
画像処理の条件の設定 |
F |
画像処理の有効・無効の切り替え |
G |
表示中の画像の保存 |
H |
アプリケーションの終了 |
[画像読込]ボタンを押下するとファイル選択ダイアログが表示される(図2)。ファイル選択ダイアログで読み込む画像ファイルを選択し、[開く]ボタンを押下すると選択した画像ファイルを読み込む。読み込み可能な画像は、フォーマットが24bitビットマップ、画像サイズが最大5000*5000である。読み込みに成功した場合、画像描画領域および画像情報の表示領域に選択された画像が表示される。画像は画像描画領域(300*300)に応じてリサイズし表示される。表示する画像情報は下記に示す通りである。これらの情報は編集不可のものとする。
n 画像ファイル名
n 画像ファイルまでの絶対パス
n 画像サイズ
n 画像ファイルのビット深度
また、[画像処理の実行]のチェックボックスを有効にした状態で、画像読み込みを行うと画像処理後の読み込み画像を表示させることが可能である。
画像読み込みに失敗した場合、未対応フォーマットの画像が入力された場合、画像サイズがオーバーしている場合には、それぞれに対応するエラーメッセージを表示する。
図2 ファイル選択ダイアログ(画像読込)
[画像保存]ボタンを押下するとファイル選択ダイアログが表示される(図3)。ファイル選択ダイアログで画像を保存するパスを指定し、ファイル名を入力して[保存]ボタンを押下することで現在表示中の画像を指定したパスに保存する。
既に同名ファイルが存在する場合、上書き確認を行う(図4)。 [はい]を押下した場合はファイルを上書きして保存し、[いいえ]を押下した場合はファイル選択ダイアログへ戻る。指定したパスが不適切な場合、保存に失敗した場合にそれぞれに対応するエラーメッセージを表示する。また、画像を読み込んでいない場合には、[画像保存]ボタンは押下できないものとする。
図3 ファイル選択ダイアログ(画像保存)
図4 画像保存時の上書き確認
本アプリケーションでは、読み込んだ画像に対して二値化・回転(右回り)・両軸反転の画像処理を行うことができる。また、チェックボックスの有効・無効によって処理前後の画像の表示の切り替えが可能である。
図5 画像の二値化機能
実行処理コンボボックス上の[二値化]を選択する。二値化に使用するしきい値をエディットボックス上に入力する。二値化が可能なしきい値の範囲は0~255までであり、エディットボックスには数値のみ入力を受け付ける。ただし、しきい値が未入力の場合は0として扱う。
[画像処理の実行]のチェックボックスを有効にすると、設定したしきい値を用いて、表示中の画像に対して二値化処理を行う。チェックを切り替えることで二値化前後の画像を切り替えて表示させることができる。しきい値が不適切の場合、エラーメッセージを表示する。
図6 画像の回転機能
実行処理コンボボックス上の[回転(右回り)]を選択する。回転させる角度をエディットボックス上に入力する。回転角の範囲は0~360までであり、エディットボックスには数値のみ入力を受け付ける。ただし、回転角が未入力の場合は0として扱う。
[画像処理の実行]のチェックボックスを有効にすると、設定した回転角を用いて、表示中の画像に対して回転処理を行う。チェックを切り替えることで回転前後の画像を切り替えて表示させることができる。回転角が不適切の場合、エラーメッセージを表示する。
図7 画像の両軸反転機能
実行処理コンボボックス上の[両軸反転]を選択する。[画像処理の実行]のチェックボックスを有効にすると、表示中の画像に対して両軸反転処理を行う。チェックを切り替えることで両軸反転前後の画像を切り替えて表示させることができる。